「もしも、ヤマトにキャプテン・ハーロックが出ていたら」
「もしも、宇宙戦艦ヤマトの世界に白色彗星帝国の侵攻がなかったとしたら」
などということを昔、よく考えたものだ。
ずいぶんと前の話だけど、<ありえたかもしれない『宇宙戦艦ヤマト』>のことをよく考えていた。
いや、考えていたというよりも、妄想にふけっていた。
例えば、劇場版『銀河鉄道999』の制作スタッフによって作られた『宇宙戦艦ヤマト』が作られたらいいのに、などと考えていた。
作画力のずば抜けた小松原一男が松本零士テイストを上手にアレンジした作画、椋尾篁の寒色を基調にした美術が描き出す宇宙と、そこを征くヤマト。
そして、りんたろうだったら、ヤマトをどのように料理しただろうか。
キャプテン・ハーロックも登場させて、<松本零士の世界>との密接なリンクを見せてくれたとしたら・・・
これは、過去、私が抱いていた空想だ。
『さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち~』を見て深く失望し、それから1年の時間を経て抱いた妄想だった。
だけど、今もリブートした『宇宙戦艦ヤマト』についてかすかに抱く想いはある。
松本零士が参加していたら、どうなっていたのだろうか。