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2016/03/30

『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』を予想する。

『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』というのが制作されるのだという。

『宇宙戦艦ヤマト2199』が大きな成功を収めた以上、製作者や利益関係者が続編に動き出すのは必然である。
『宇宙戦艦ヤマト2199』と同じように、劇場での限定イベント上映→DVD・Blu-ray発売およびインターネットで動画配信→TV放映→劇場用映画公開という流れを目論んで、経済的な成功を狙っているはず。もちろん、『宇宙戦艦ヤマト2199』よりももっと大きな成功を狙っているだろう。

『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』は『宇宙戦艦ヤマト 2199』の続編として制作されないだろう。
『宇宙戦艦ヤマト 2199』の世界では波動砲は封印され、ヤマト自体がコスモクリーナーとして使われるのだから、それをひっくり返す話を考えなければならない。
それは面倒だし、説明で時間を食うとストーリーがもたつくし、粘着質な中高年オタクのツッコミがあったりしてウザい。








2016/03/29

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』と『復活篇』第2部の危機

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』制作決定、2016年秋から上映開始というニュースがネットで流れている。

もしかしたら、エイプリールフールネタが流出したのかと思ったが、正式なウェブサイト公開などと書いてある。
さらばと付いていない、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』?







スタッフを一新して、新しく作られるヤマトなのか?
さらばしないから、つづく作品のリブートもやろうということなのか?




2016/03/22

北米版ブルーレイはなぜ安いんだろうか。

日本のDVDやブルーレイの高さには呆れる。

むかし、『ブレードランナー』の『ファイナルカット』が出たタイミングで5枚組DVDセットが発売された。『ファイナルカット』は『ディレクターズ・カット』をもとに、リマスター、デジタル修正をしたものだ。
5枚組DVDセットはこれまでの『ブレードランナー』の全バージョンとドキュメンタリー、特典映像が収録されている。

このDVDセットを買おうとしてamazonで価格を調べると、1万5千円。
これは高いと思って、アメリカのamazon.comで同種のソフトを調べた。すると、日本円にして2,000円を切る価格だった。日本語字幕は付いてないけれども、この価格は魅力的だったので注文した。

値段は7分の1。



『ブレードランナー』のコンピレーション盤はその後も出続けて、『ブレードランナー』マニアからカネを吸い上げている。



日本の映像パッケージソフトはバカ高い。

売る側は、マーケットが英語圏に比べたら小さいだとか、特典がたくさん付いているだとか、マニアックな作品でプレス枚数が少ないからだとか、デジタルを使った高画質化にカネがかかるだとか、色々理屈をつけている。

アニメが好きだという人たちは、そんなバカ高い映像ソフトを買う。

売ってる側は足元を見てニヤニヤしているんだろう。

かれこれ40年くらい前のアニメが7,560円で、アマゾンの値引きで5,263円もつけて売りつけているんだぜ。



2016/03/16

「宇宙戦艦ヤマトのテーマは愛」だって?

我々は、戦うべきではなかった。
愛し合うべきだった!
勝利か。
……くそでも喰らえ!

『宇宙戦艦ヤマト』第24話 古代進のセリフ



ヤマトのクルーは、イスカンダル星にほど近いところまでやってきて、めざす星がガミラス星と連星であることに気づいた。
ヤマトは、デスラーの誘いに乗って、ガミラス帝星に突入する。
シリーズ最大の山場、ガミラスにおける本土決戦だ。




2016/03/06

白痴化する映画世界、見世物への回帰。

最近の映画は最初の数分で「掴み」の映像が出てくる。

さしてヒットもせず、何となく「なかったこと」になってしまったような『ターミネーター:新起動』でも「審判の日」が描かれ、核兵器による惨禍が描かれる。






『ターミネーター:新起動』で描かれる破滅的な「審判の日」は、
シネコンで見る映画は、「体験型」というか、遊園地のアトラクションと大差ないようなものが増えてきた。
3D映画が定着して、その傾向にいっそう拍車がかかったように感じる。
ものやひとが飛び出したように見える3D映画。
映像に合わせて椅子が揺れたり、水がぴゅっとかかったり、うっすら霧のようなものが出てきたりする4DXなどを充分に意識した映画。
そういった疑似的な体験ができる映画が続々と登場している。



飛び出る画、はでな画づくりの見せ場が連続し、それが3Dや4DXの効果と相まって興奮する。
当然、SFX/VFXの技術が向上した恩恵を反映した画づくりだ。
いままで見たこともないような位置にカメラを置いて撮影したかのような画、とんでもない数の群衆がうごめくモブシーン、空飛ぶ姿がリアリティに満ちたヒーローたち、彼らの常軌を逸した戦いぶり、細かく描写される多種多様な破壊や爆発や事故。

豪華な料理が次から次へと運ばれてくるかのようだ。

見終わって、視覚と聴覚を刺激するだけ刺激する内容に満足感は感じる。


だが。

お話の印象が薄いものが多い。
見終わって数日のうちに<あれ?どんな話だったっけか>などと首を傾げることも多い。