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2012/04/24

松本零士のいない宇宙戦艦ヤマト2199

「宇宙戦艦ヤマト復活篇」、実写版「SpaceBattleship ヤマト」、そして「宇宙戦艦ヤマト2199」
そのいずれにも〈松本零士〉の名はクレジットされていない。

著作権を巡る裁判と和解を経て、松本零士は新作の「宇宙戦艦ヤマト」には一切関わらないということになったようだ。おそらくは松本零士もそれを強く望んで、クレジット表記を拒んだのではないかと推測する。
とはいえ、「宇宙戦艦ヤマト2199」では、松本零士のテイストがかろうじて残っている。デザインを継承し、それらをリファインしているのだから当然ではある。メカデザイン、一部の登場人物に松本テイストを感じる。
「宇宙戦艦ヤマト」第1TVシリーズは様々な人たちのアイデアの集積でできているが、ヴィジュアル面の設定をつくった松本零士のカラーが強く出るのは当然である。(設定・松本零士、クリーンナップ・スタジオぬえという組み合わせは実にすばらしかった)
「2199」では第1TVシリーズを尊重しつつ、ヴィジュアル面でも大胆な再構築もしくは改変をしてほしいと思う。
冷静に考えれば、松本零士的なものは古臭くて、賞味期限切れしたもので、カネを生み出せるものとは言えないとも思う。


松本零士と賞味期間


1974年の「宇宙戦艦ヤマト」参加をきっかけに、松本零士はアニメの世界にどっぷり浸かっていった。1979年の「銀河鉄道999」大ヒットで「松本零士ブーム」が到来、立てつづけにアニメ作品に関わるが、映画「わが青春のアルカディア」が興行的に失敗し、そのTV版「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」も視聴率が振るわず、途中で打ち切りとなり、ブームは終焉する。
わずか数年で松本零士は消費され尽くした。




しかし、パブリックイメージとして「アニメ界の巨匠」と見られていて、以後もメディアに登場すると「アニメ界の巨匠・松本零士先生」と呼び習わされていたように思う。それを見聞きするたびに違和感を覚えた。
アニメの現場にいるクリエーターに失礼な言い方だからだ。
ストーリーの大枠と何枚かの設定とイメージ画を描いてアニメクリエイターと名乗られてもどうかと思う。実際は、表に出てこない現場のスタッフの努力によって支えられているというのに。

いわゆる「松本アニメ」の隆盛期は、1977年の『宇宙戦艦ヤマト』劇場版から1983年の『宇宙戦艦ヤマト完結編』までの時期。ピークは1979年の『銀河鉄道999』劇場版。
1980年代に入って、宮崎駿、押井守が登場し、新しい才能も次々アニメ界に入ってきた。アニメファンは「松本アニメ」への関心を失っていく。

では、マンガ家としてはどうだったか。
アニメにのめり込んで以降、本業のはずのマンガは画が荒れ、内容もスカスカなものになっていった。もとより伏線を回収することなく終わったマンガ、未完に終わったマンガが多い人で、「銀河鉄道999」すら未完である。加えて、荒れた画、手抜きである。
何ページにもわたって宇宙空間を航行する宇宙船が描かれ、ポエムのような口上が書かれて十数ページを消費する。宇宙船はコピー機で拡大もしくは縮小したものを貼りつけただけ。あるイベントで松本零士の原画を見て、心底驚いたものだった。コピーを貼って、周囲を塗りつぶしているものを展示する神経を疑った。





「新宇宙戦艦ヤマト」と「大YAMATO零号」


2000年になって、「新宇宙戦艦ヤマト」がアニメ映画化されるという話が出てきた。ベンチャーソフトというIT系の会社が制作し、勝間田具治が監督するという情報が流れた。ベンチャーソフトのウェブサイトには会社設立記念パーティ席上で制作を発表したと書いてあった。すでにベンチャーソフトはないが、パーティ参加者のサイトでこのことについて触れられている。

http://homepage1.nifty.com/akk-yihitk/reishi.htmhttp://homepage1.nifty.com/akk-yihitk/reishi.htm



同名のマンガを立ち読みして、クラクラ来たのを思い出す。
舞台は旧ヤマトの時代から1000年後の未来、正体不明の移動性ブラックホールが多数出現するという危機に、ヤマトが目覚める。古代進32世はじめ、かつてのヤマト乗組員の子孫たちが結集する。艦長は(もちろん)沖田十三。
なお、このヤマトはグレートヤマトと呼ばれ、旧ヤマトよりはるかに大きな宇宙戦艦に生まれ変わっている。
しかし、著作権裁判・和解を経て「新宇宙戦艦ヤマト」は没となった。 移動性ブラックホールというアイデアは、『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の核となるアイデアでもある。 『完結編』後、90年代はじめの『復活篇』構想のアイデアは西崎・松本零士双方で使ってもいいという約束にでもなったんだろうか。 「新宇宙戦艦ヤマト」の代りに「大YAMATO零号」というOVAが作られた。 そして、さして話題にもならないで終わった。
「松本零士」という名前は、儲けをもたらさないものになっていた。









「宇宙戦艦ヤマト」の創りてだった松本零士がパチモノに手を出したというのがじつに趣深い。で、このアニメのパチンコ台「CR大フィーバー大ヤマト」は 大ヒットして莫大な利益をもたらしたのだという。
最近、知って驚いたのだけれど、松本零士は「Cosmo Super Dreadnought まほろば -超時空戦艦-」というアニメの新作に関わっている。
2013年に映画として公開されるのだという。

http://anime.com/Yamato/Leiji_Future_2011.html


2013年はとっくに過ぎた。 残念ながら、「Cosmo Super Dreadnought まほろば -超時空戦艦-」は企画だけで終わったようだ。

松本零士、じつは「宇宙戦艦ヤマト」を創りたいんだろうなあ…
クリエーターって、処女作の変奏曲を延々と作り続けるっていう説は当たっているのだと思う。

32 件のコメント:

  1. こんにちは。はじめまして。
    ふー#と言います。

    旧ヤマトファンで、2199ヤマトファンです。

    50歳で、小学校高学年の時に松本零士氏のマンガをよく読んでいましたので、ヤマトのスタッフに松本氏がいて嬉しかったのを覚えています。しかし、松本氏の作品はすぐに陳腐化し、自分の作品の再生産・コピーにすぎなくなってしまいました。美人をワンパターンしか描けないで、それも飽きました。ヤマト初放映時は松本キャラは珍しかったから受け入れられましたが、何度も同じ顔を出されると嫌悪感しかありません。
    2199のヤマトのキャラは新鮮で、これまでのフラストレーションを解消してくれました。今後も映画館に通おうと思っています。

    では、長文失礼しました。

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    1. 陳腐化ってどの漫画家も同じイメージの顔や絵しか書かないでしょう!!!何か勘違いしているのでは?
      人それぞれ良い所悪い所はあります。

      私も両ヤマトファンですがヤマトのキャラを作った松本氏に罪悪感を持つって発言に疑問を持ちます。あなたは本当のヤマトファンではないですね。
      それよりも人として終わってる西崎氏です。去年亡くなりましたがそもそも西崎氏が悪の根源です。金による利権目的裁判。ヤク中、銃刀法違反それがなければこのようなことにはならなかった。

      私も社会人ですが世の中にはこんな屑がいっぱいいて呆れています。

      最後に私も松本氏の作品の再生産・コピーには残念に思いました。しかしそれは今でも当たり前に行っていることと思いますが・・・
      いかかですか?

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    2. ヤマト裁判はさて置き、キャラクターはリメイク版でも松本零士テイストに溢れており、2199のテロップに「キャラクター原案:松本零士」と入れて欲しかったですね。
      リメイク版の制作者は松本零士を入れたかったようですが許可がおりなかったとか・・。
      原案の西崎氏の他に同姓の方が総指揮をとられてるようで息子さんなのですかね・・。
      松本零士のテロップ入りなど許可されるわけも無く、零士氏本人が断ったのかもしれませ。
      何にしてもいい塩梅のシナリオ改編でリメイク版の2199はシナリオも含めて名作かと感じております。

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  2. 私もまた宇宙戦艦ヤマトに夢中になった一人です。当時、日本にはこんなSFアニメはなかったので興奮しました。ただ、その後の数々の続編の粗製乱造にはうんざりしました。松本零士氏のキャラクターデザインも、次々に変わる描き手によって歪められ、似ても似つかないヘタクソな古代進や森雪は見るに耐えないものがありました。これはアニメ版銀河鉄道999のメーテルのヘンな顔にも言えますが…
    思いつきは確かに西崎氏でしょう。メカニックデザインもスタジオぬえでしたし、ストーリーも脚本も複数の人の手によるものである事は事実です。しかし、マンガやアニメのアイデンティティを決定づけるものはビジュアルです。その意味において、宇宙戦艦ヤマトは松本零士の作品です。2199においても使われている沖田艦長の風貌、古代進や森雪やスターシアの顔、ヘアースタイル、佐渡先生にネコのミー君! 南部14年式をモチーフにしたコスモガン、『バカめと言ってやれ』『むわ〜怒った怒った』…何もかも松本零士ワールドそのものです。
    2199が松本零士と関係ないと言うのなら、なぜ全てのデザインを一新しなかったのでしょう?それは我々の中に印象づけられたイメージは変えることが出来なかったからではないでしょうか。変えてしまうと宇宙戦艦ヤマトにならなくなってしまうからではないでしょうか。私は宇宙戦艦ヤマトは松本零士の作品だと思います。

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    1. 普通はそう思いますよね。

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    2. >なぜ全てのデザインを一新しなかったのでしょう?

      の疑問の答えは無意識のうちに

      >我々の中に印象づけられたイメージは変えることが出来なかったから

      で答えが出てる。

      「我々」しか買わないってわかってるから「我々」が受け入れやすいイメージに乗っかっただけの話だよね。
      旧作ファンへのファンサービス。

      新規の若者層のファン獲得を目指すのなら古臭い旧キャラデザインはむしろ重荷。
      しかし、そこを刷新した所で純粋な新作SF作品としてヤマトの世界感が市場に対して魅力を生み出す事はもはや無い、って判断されたのでしょう。

      松本先生の作品だから、ではなく「我々」のための作品だからこうなったという事です。
      そういう意味では「我々」がヤマト=松本先生だと思い続けるのなら別にそれはそれで良いんじゃないかとは思いますが。
      「我々」が「我々」の中だけでそう思ってるぶんには誰か困るわけでもないですし。

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  3. 40代ニャホホです。
    この件に関して、他サイトでもたくさんの意見を読みましたが、
    多くは、昔の作品時代にリアルタイムでない若い方、
    または特別な思い入れのない方の投稿なのでしょう。

    carbonaraさんの意見
    →2199が松本零士と関係ないと言うのなら、なぜ全てのデザインを一新しなかったのでしょう?
    本当にそう思います。

    特にミーくんは松本零士の愛猫です!その愛する家族を
    勝手に登場させて、松本氏の名前がテロップにも載らない、
    とても違和感を覚えます。

    裁判で決まった事についてはよく知らないけれど、
    氏が共同著作者のままの状態に甘んじていたら
    こんな事にはならなかったのかもと思うと、
    愛着ある作品なだけに残念ですね。

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    1. ニャホホさん、書き込んでいただいてありがとうございます。

      裁判以降、松本零士は「宇宙戦艦ヤマト」から離れました。
      しかしながら、ビジュアル面では松本零士カラーを切り離すことはできません。あのビジュアルを否定すると、「ヤマト」は「ヤマトに似たなにものか」になってしまうと思います。
      さらに、ヤマトをヤマトたらしめているものはTVシリーズ第1作に松本零士がもたらした<精神>ではないのかと考えています。それは、安易な死を排し、必死に生きるという意志であり、行動なのだと考えます。
      その<精神>は「完結編」まではかろうじて保たれていたように思います。
      ですが、松本零士が去って、西崎義展と石原慎太郎の原案が基になった「復活篇」はヤマトに見えるけれども、ヤマトからいちばん遠い作品だったと思います。

      「復活篇」の深い失望から、「宇宙戦艦ヤマト2199」にはさして期待をしていなかったのです。しかし、ネットで「冒頭10分公開」を見て、気持ちが変わりました。
      実際に見始めると、TVシリーズ第1作の精神を尊重した松本零士的なものを内蔵した作品だとわかりました。

      松本零士の名がクレジットされていないのは残念ではあります。しかし、「宇宙戦艦ヤマト2199」とは、ファンの代表が松本零士の精神を今の時代に合わせて伝えようとしている作品である、そう考えています。

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  4. 私は55歳。リアルタイムでTVシリーズ第1作を見た者です。当時は全てにおいて大興奮でしたから、途中で打ち切りになるように終わってしまった事には大変な失望でした。
    あの当時は、松本零士のデザインは実に新鮮でしたし、漫画からのアニメ化が多い時代でしたから、オールドファンにとっては、「松本零士=ヤマト」という方も多いと思いますし、私もその一人です。大ヒットのきっかけになった劇場版はダイジェストすぎて失望し、その後のヤマトシリーズは興味が無くなりました。年も取ったせいか2199は素直に楽しんでます。確かに松本零士の精神が尊重されていますよね。私にとって裁判の結果などどうでも良い。TVシリーズ第1作は間違いなく松本零士の作品だと勝手に思ってます。

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    1. 投稿ありがとうございます。

      > 大ヒットのきっかけになった劇場版はダイジェストすぎて失望し、その後のヤマトシリーズは興味が無くなりました。

      これはよくわかります。
      「宇宙戦艦ヤマト」劇場版はテレビのツギハギ作品で、作画の違いが露骨でしたね。当初は、スターシアが死亡していたという改変がされていました。劇場版のテレビ放映時には、スターシア生存に変更されていました。
      「さらば宇宙戦艦ヤマト」以降は露骨な金儲けのための映画なのですが、「復活篇」に至るまで劇場に足を運んではそのたびに失望を味わうの繰り返しでした。

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  5. 宇宙戦艦ヤマト、アニメ全般は映像から入る方や、音楽などが良くて好きになる人、いろいろだと思います、映像が好きな方は松本零士、音楽なら宮川泰が好きになるでしょうね~私は音楽のすばらしさ(スキャットの川島和子)さんなどに刺激を受けたのでそういう意味では宮川泰さんや阿久悠さんが言う(松本零士が著作を主張するなら私にも権利がある)というのは納得、大いにできると思います、結局それらをまとめた西崎さんがやはり著作権者でしょう~。

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    1. 西崎?
      我々ファンクラブの資金まで個人流用した張本人。
      麻薬にまで手を染めた犯罪者がヤマトに関わって欲しくはない!
      純粋なファンを食い物にした西崎は決して許しはしない!
      それを擁護する者は同罪だ!

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    2. >そういう意味では宮川泰さんや阿久悠さんが言う(松本零士が著作を主張するなら私にも権利がある)というのは納得

      これ、2ちゃんねるの有名な捏造ですよ。
      豊田有恒氏が裁判当時の産経新聞に
      「西崎が著作権を主張するなら自分にも権利がある」と
      松本氏擁護の記事を書いたのを改変した誰かが拡散したものです。

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  6. 古い例えで分からないかもしれないけども、
    重戦機エルガイムは冨野アニメであって、
    永野アニメではないって事でしょう。

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  7. ひとつだけ。
    999は完結していますよ。
    ヒットコミックスの全巻が我が家にあります。

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    1. おそらく、ですが。
      bobbieさんは「エターナル編」について言及したかったのではないでしょうか?
      まぁ、だとしてもエターナル編は現在ハーロックやエメラルダス、ミライザーバン、漂流幹線0000、ダナサイト999.9、千年女王、夢奥の細道、銀河鉄道物語など、松本宇宙を総括する一大叙事詩化しつつあるので一概に完結していないというのは大きく誤った認識だと思うのですけども。
      実際、その辺りの収拾として「Galaxy Express 999 Ultimate Journey」というのが刊行中ですしね。

      個人的にはPS版のヤマトが至高です。
      個人の趣味全開で語らせてもらえるなら、2199のデザインの持つ『力』はPS版の松本色120%の足元に及んでいる…かな、思っています。
      話はともかくとして、キャラクターデザインの力量的には、松本零士は現役だと思います。……問題は大の松本零士ファンの自分でも物語の語り部としての彼の力量が往年と比べてかなり減衰しているように感じる事です。
      元々長編より短編に強い作家さんではあると思うので、長編を描こうとすると「大YAMATO零号」になっちゃうのか、と思うと悲しい限りですが。

      あ、当方今年で24の幼稚園以来のヤマトファンで、松本零士ファンです。

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    2. 著作権云々の話を無視するとして、プレイステーション版「宇宙戦艦ヤマト」をベースにした作品はぜひ見たいです。
      増永計介による松本零士タッチのアレンジは素晴らしいと感心しています。あれはもっとじっくり見たいなと思わせるものがあります。「松本零士版ヤマト」としては、「新宇宙戦艦ヤマト」や「大YAMATO零号」よりもこっちの方がいいですね。

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  8. 今更ですが、宇宙戦艦ヤマトのストーリー部分の基本は松本零士氏参画前から
    あったものですし、キャラクター設定としてさいとうたかお氏の描いたもの等が
    あります。(最初期の月刊OUTに掲載されていました。)
    その点で、ヤマトはオレのものと他者を排除しようとした松本零士氏の行動はあまり誉められたものではないし、
    その点で司法による判断はその通り、ではないかと思います。

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  9. 私も旧作~すべてのヤマトが好きな52歳の模型屋のおっちゃんです。松本零士氏のファンです。でもええ加減に著作権の話無しで、和解したんでしょ~私もPS版の「宇宙戦艦ヤマト」見たいですね。あのキャラ設定を見てると、何か安心する。もちろん2199も大好きですよ。正直な話「超時空戦艦まほろば」も楽しみです。やってほしいですね。

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  10. 昔紙芝居を見た。高い菓子を買う子から前で見れる。買えない子はジャングルジムに登る。盗み見していないよ、ジャングルジムであそんでいるだけ!よくウソをついた。先日我が田舎で展示会があり松本零時先生ご自身もいらっしゃつた。私は40年来のファンで、戦場マンガシリーズが最高だとおもっている。イソイソと出かけることにした。小学生の時に買ったスタンレーの魔女にサインしてもらうために!40人ほどはいる会場に年配片方が多数。ホッと安心。ガキだらけだと恥ずかしい。掲示板あり、作品購入者には直筆イラストつき色紙と先生との2ショット!フムフムいくらくらいかな?ジェジェジェ~のきなみ10万円以上。無理~。でも購入者は12、3人時間は余る。さすればその時間で名前だけのサインならしてくれるだろう、粘るべし。脈絡のないトークショウが終わると、サイン会。子供へのクリスマスプレゼントだろう、子供連れの御婦人が台上へ、先生と握手して記念撮影。目の前の席に、足のふじゅうな子がまるで自分がそうされているかの様にニコニコしている。回りのオジサン達も考えは同じらしく、買えもしないのに帰らず粘っている。ラスト30分購入者で本人が取りに来れなかった人用の色紙を書き出し、販売員と代理撮影。終了3分前そそくさと帰っていった。あの子供にも声すらかけず。頭の薄くなったオジサン達の肩が落ちた。子供の頃からのファンや、作品は無理でも子供のクリスマスプレゼントにサインだけでもと粘った親もいただろう。去っていく先生の後ろ姿にトチローやハーロツクの姿はもうない。子供の頃、紙芝居屋オヤジが帰る姿を見る目だった。でもしかたあるまい、相手は功なり遂げおフランスで賞をとった大先生様なのだから。スタンレーの魔女が笑っている。あの主人公の様に、私もこの本を空に投げ捨てよう。

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    1. 投稿ありがとうございます。
      松本零士先生は、マンガも描かないで、こういうことをしているんですね。ずいぶんと楽な商売なんですね。
      おそらく先生はファンには興味がなくて、ファンが持っているお金にのみ興味があるのでしょう。
      長くファンであった人には耐えられない姿ですね。

      そういう報いなのでしょう。
      映画「キャプテン・ハーロック」は無残な興行成績で消えてしまいました。

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  11. 松本氏も自分でデザインした物が掛けないなんて歯がゆいでしょうね。松本氏は西崎氏に対して提訴なんてすべきではなかったのかもしれません。そうすれば少なくも今でもヤマトのスタッフのトップとして関われていたことでしょう。ヤマトは故西崎氏の物になりましたが私から言わせれば西崎氏も松本氏も大人げないです。一番迷惑が掛かるのはファンなんですから。ヤマトは西崎氏と松本氏だけでなく多くの人の助けが無くては出来なかったのですから。個人的にはもう一度松本氏の宇宙戦艦ヤマトを見て見たい気もしますがまず無理でしょうね。

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  12. ごちゃごちゃと述べる気はありませんが、松本零士が関わっていない宇宙戦艦ヤマトはヤマではない気がします。ただのパチモノでしかない。

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    1. 松本零士が参加したリブート版「宇宙戦艦ヤマト」、私も夢に見ますよ。
      どんなものになるのか、と考えたりもします。
      3DCGアニメ「キャプテン・ハーロック」を見たあともぼんやりとそんなことを考えました。

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  13.  私も 宇宙戦艦ヤマトは、松本霊士ぬきには語れない作品であり、またヤマトの作品は、初めの一作のみであって それ以降の作品は意味がないものと感じています。始めのあの作品の中には、とても重いものを感じます。2199の作品は、その重さを継承していますが、だんだんと軽くなってしまいました。

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    1. アニメもほかの表現形式と同じで、時代に合わせて変化していくものだと思います。
      ご指摘のように「2199」は軽いかもしれませんが、時代に合わせて、「ただの懐かし番組の復活」にしなかったところがよかったのだと思います。

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  14. コチは先代松本 零士作の『宇宙戦艦ヤマト』だけしか見てない一『宇宙戦艦ヤマト』ファンの一人ですぅ\≧0≦/

    平成に入ってからの『宇宙戦艦ヤマト』等はごく一部位しか見てないですねぇ・・・(-_-;)

    前には当時、未だ地元に在住していた頃に美術館にて漫画家松本 零士先生のスピーチ等があり松本 零士先生の作品展も展示即売開催していたぐらいでしたねぇ(^q^)♪ニコッ

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    1. 他の人も書いておられましたが、松本零士先生は、複製画の展示即売会をやっているんですね。
      最近の崩れた画柄で描いたものを売ってるんでしょうか。昔の画を複製してるんでしょうか。

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  15. アナライザーのいる宇宙戦艦ヤマトがロボットアニメなのかどうか考察してください。

    ダンガードAはロボットアニメですよね?
    漫画版は最終回の最後のページしかロボ形態出ないようですが

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    1. もうやめないか、不毛なギロンは。
      『宇宙戦艦ヤマト』の産みの親は松本零士だが、育ての親は西崎義展。
      この両名がいなければ存在しなかった作品だ。
      西崎義展は育ての親とは言え松本零士の精神を十二分に引き継いでいる。

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  16. 西崎義展と松本零士が関与しない『ヤマト』リブートが登場で、さて世間はどう評価するのでしょう。
    注目しています。

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  17. 松本零士だけでヤマトは描け、人々を虜にする。
    西崎義展だけではヤマトは描けないし、失望を与える。

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